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* コラム [毒含流行論]
2016年6月号掲載
漂流する朴槿恵大統領
その後の韓国を憂う

 韓国の朴槿恵大統領の裏の人脈が発覚した。就任直後わが国に対し「侵略の怨みは千年経っても忘れない」と“恨の国”のトップらしい発言で日本人の反感を買った。その後旅客船セウォル号遭難に際して“7時間の空白”が韓国で大きく採り上げられた。その件を韓国の保守系新聞「朝鮮日報WEB版」に同社の記者が「当時朴大統領は秘書の鄭允会(実名は記していなかったらしい)と密会していたと報じた。韓国メディアの大方も似た論調であった為、当時の産経新聞ソウル支局長の加藤達也氏が産経WEB版の記者コラムに引用する形で報じた。所が発信元の韓国人記者には何のお咎めもなく、加藤支局長は朴大統領に対する名誉毀損罪で告発され禁足(出国禁止)命令が下された一件は皆さん御存知の通りである。この時の相手とされた鄭允会が、最近になって「朴大統領の指南役」として浮上して来た崔順実の夫(後に離婚)である事が明るみに出て来た。

 この崔順実は、朴が大統領に就任後から韓国大統領府(青瓦台)に顔パスで出入りしていた事も知った。筆者が不思議に思うのは、青瓦台に顔パスで自由に出入りする女性が居たらメディアの記者達が「一体何者?」と思って身許を洗わなかったのか、である。それをやっていたらもっと早く順実の正体が分かり、朴大統領との異様な繋がりに気付いていたと思うのだが。

 朴大統領の“人間不信”に付け込んだのが順実であり、朴の名前を利用して巨利を挙げたのであろう。身の潔白を示す為、実の弟妹を近付けなかったまではいいが、身内に代わる友人に「政治方針を相談し、国家の機密まで漏らしていた」では大統領失格であろう。朴槿恵大統領の父朴正煕は日本から総額800億ドルを引出し、俗に云う「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展を成し遂げたが、在日の文世光に襲撃された。日本の交番から盗んだ拳銃から発射された弾は外れ、妻の陸英修の命を奪った。その5年後側近の元KCIA部長の凶弾に倒れた。こうした一連の不幸な出来事が朴大統領の心を蝕み歪んだ人格が形成されたと見ていいのではないか。朴大統領弾劾を叫んでデモってる連中は大方が親北左翼という。先が思いやられる。
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