熊本県民新聞 WEB版
本紙の信条

トップページ
コラム
バックナンバー


■ 発 行 所 ■
〒861-8034
熊本市東区八反田1丁目14-8

発行者:福島 宏

電話:096-234-8890
FAX:096-234-9883


* コラム [毒含流行論]
2013年12月・2014年1月合併号掲載
安倍首相の靖国参拝
米政府 失望は中韓にせよ

 12月26日安倍晋三首相が靖国神社を参拝した。安倍政権発足1年目を期しての参拝であった。組閣後自身の胸深く決めていたのか気負う様子もなく参拝を終え記者会見に臨んだ。安倍首相はこれまでの首相と異り本殿に参拝後、拝殿横の鎮霊社にも参拝している。これこそ首相の誠心の表れであろう。

 参拝当日の夜のテレビニュース、夕刊各紙はトップニュースとして報道した。朝日を始めとするリベラル紙はあらゆる手法で安倍首相の参拝を批判的に報じた。翌日の朝刊は中韓の反発を大きく報道した。筆者がおかしいと思うのは、各紙が中国(支那)と韓国(朝鮮)の非難声明を同列で報じている所である。中国は日本が進攻し戦場と化したが、当時の朝鮮は日本国であった。朝鮮兵ではなく日本兵として支那と戦ったのであり、戦死した多くの朝鮮兵も日本兵として靖国神社に祀られていると云われる。その国が中国と一緒になって「日本の首相の靖国神社参拝反対」は滑稽な事である。

 今回の安倍首相の靖国神社参拝で予想外であったのは米国オバマ政権が在日米国大使館を通じて「―日本の指導者が近隣諸国との関係を悪化させるような行動をとったことに、米国政府は失望している」と声明を発表した事である。

 各紙によれば、安倍首相は米国、中国に参拝を事前に通報していたという。米国政府はその際反対意見を述べたらしいが、安倍首相はこれを無視した。中国政府も同様である。韓国には通報しなかったと聞いて筆者は快哉した。国家間の儀礼を弁えず、傲岸不遜な態度を執り続ける韓国は無視するのが最良の方策である。中韓共に云えるのは、日本として国交を潤滑に行うには、各国と対等な立場に位置するのが大切である。相手国に跪く必要もないし、相手国を下に見る無礼は日本人にない。

 同盟国としてこれまで親密を誇った米政府が「失望した」はないだろう。それを云うなら人権蹂躙国家中国であろう。サイバー攻撃で米国の多くの産業秘密を盗んだ罪を問うべきである。韓国については、朴大統領の留まる所を知らない反日行動について失望してもらいたい。日本は両国とのトップ会談を無条件で門戸を開放しているのである。
最新コラム | 過去のコラム一覧
*
  * *