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発行者:福島 宏

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熊本市特異性際立つ

本紙の「幸山政史市長W不倫」記事は各方面で反響大であった。受取り方も真実派と、ガセ記事派、半信半疑派の3つに大別出来る様だ。筆者及び熊本県民新聞を以前から知っている人達、熊本市、県庁、県警関係者は肯定派が殆どの様だ。幸山後援会、熱烈な支持者らは否定、ガセ説派が多い様だ。その他の一般市民では半信半疑派といった色分けか。因に新聞、テレビのメディア関係者はほぼ肯定している。幸山市長、女課長補佐氏のW不倫を裏付ける資料はまだまだあるが、一挙公開では「人の噂も75日」で、一過性となるので今後“時間差攻撃”を予定している。本号では公文書を基に“状況証拠”として同伴出張を報じたが、他県庁所在地の市長はどうか、参考として九州6県(熊本は周知の通り)の県庁所在地の市長出張の際の随行者について問合せた。結果は以下の通り1市も宿泊のある出張に女性秘書を同伴した市はなかった。幸山市長の行為が特異という所以である。県庁所在地市長の出張形態について各市毎に述べる。



【福岡市】
組織として女性が随行員として出張する体制になっていない。秘書は男性ベテラン秘書が1人でほぼ固定している。内容に応じて担当部署から同行者が居る。

【長崎市】
女性秘書が随行した事は1度もない。男性秘書が決っており、任期中はその人物が随行する。用件次第で担当課員などが参加する。

【佐賀市】
市長秘書は男性係長が担当となっており、異動があるまでその係長が随行する。以下は福岡、長崎に同じ。

【大分市】
前年度まで女性秘書が随行を担当していた。県内、九州内で公用車出張は全て同一女性秘書が随行した。公用車であり、運転手も必ず一緒である。東京には陳情等でよく出張するが、大分空港まで公用車、以後単独で羽田まで行く。羽田空港には「大分市東京事務所」の職員が出迎え、在京中同行して市長を補佐、用件が済み大分に戻る時は羽田空港まで東京事務所職員が同行して見送る。九州7県で最高の経費削減と合理性を実現している市長だ。

【宮崎市】
電話をかけると先ず出たのがコールセンター。秘書課と告げると他市より時間がかかって繋った。後から秘書課員に聴くと「市民には利便性があり経費も削減出来る」との事。同市の場合、市長秘書として随行員は一定してなく、その時々で随行者は代わるが、市長が県外出張などで女性職員が随行する事は有り得ない。

【鹿児島市】
秘書課に女性秘書も当然居るが、市長随行員は原則男性である。主に課長係長の担当だ。「その地位に女性が就任したら女性でも随行するか」の問いに「先ず女性が就く事はありません」と薩摩隼人?らしい回答であった。以上県庁所在地各市長の出張時の随行員について述べた。

幸山熊本市長の行為はこれらの市長に比べて“恥ずべき行為”と断言する。