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* コラム [毒含流行論]
2012年1月号掲載
一級河川白川は一体誰のものか

 小紙の読者はよく御存知の事と思うが、県内の各河川は利権の山であった。海にも同じ事が云えるが、ここでは河川について述べる。

 小紙は、かつて天明新川を食い物にしていた市議を追及した。緑川河口近くで国道、新幹線の橋脚工事に難くせをつけゼネコンから"協力金""補償金"という名の金をむしり取った欲ぼけも暴いた。緑川、球磨川とて形こそ違え利権を漁る輩は多い。白川に戻るが、白川漁協の内紛とも云うべき事態は、本面記事で概要を記した。22年度の臨時役員会、本年6月の定例役員会で「坂田代表理事排除」の動きがあったが、何れも坂田氏の多数派工作により賛成理事は少数派となり代表理事選に敗れた。定かではないが、総会前某理事の家に「ヤクザらしい人物から坂口を推すな」と電話があったという。又、某理事は「第5支部だけではなく、第2や第3支部の理事も坂田氏を適任とは思っていないが、甘言で一本釣りされて坂田推薦に回った者も居る」と語った。公金流用問題で、一部理事が「代表理事を下りなければ県警に告訴する」と坂田組合長に通告したと云われる。その時、坂田組合長は「吉原橋の件が終るまで待ってほしい。終れば辞めてもよい」と回答したという。

 吉原橋の件とは一体何を指すのか不明だが、熊本県が橋の架け替えを計画(実動している)している事と係わりがあるのではないか、と勘繰る向きもある。元々坂田氏が「白川漁協の組合員に加入出来た事に問題がある」と語る組合員も居る。組合員資格は、白川沿岸に居住し、年間30日以上漁業に従事する者となっている。会費は年間3千円(平成11年当時)。前組合長が退任後急速に組合員の減少が続いていると云われる。「坂田氏が土建業者などを入れている」として、従来加入していた組合員の白川漁協離れが進んでいる様だ。公金流用について某理事は「黙認した坂口氏にも責任があるが、流用した張本人は『坂口が責任をとって辞めたけん俺には責任がなか』と云うのもおかしい。2人で責任のなすり合いをしている」と批判していた。又、女事務員が会計の全てを握っていると云われ、「辞めさせろ」の声も多いが、坂田氏には重宝な存在と云われる。
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