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知事選投開票後一ヶ月余、季節はずれの感は否めない事を承知で小紙なりの総括をしておきたい。

潮谷知事が三選不出馬を表明してから急浮上した蒲島郁夫氏だが、当時蒲島氏を知る者は一部の識者を除いて全く無名の存在であった。崇城大中山学長と共に自民党県連の候補に上ったが、中山氏は養子の哀しさ、家族の猛反対に遭って出馬を断念した。"公認料"3億円の要求も容れ、本人はやる気満々であったが、「もし出ていれば当選した可能性はある。だが自民県連から相当むしりとられていただろう」とは事情通の見解。

蒲島氏については、既にご承知の通り、鹿本町出身、地元高校を卒業後、地元の農協に入ったが、たまたま農業留学生に応募し米国に渡った。以後熊本とは絶縁状態であった。その蒲島氏の名前が何故急浮上したか。素因は福岡にあったと事情通は語る。 蒲島氏は東大内で「蒲島研究室」(名称は不確か)を設け、政治学を学生に教える傍、国政について分析、研究を行っていた。この研究室に九州電力が平成12年、3年頃(未確認)資金援助で2,3千万円(未確認)提供した事から、九州の経済界と親交を結ぶようになったと云われる。勿論教え子も多数九州内でも活躍していた点も有利に働いたと云われる。

一方、村上寅美県議会議長は何の縁か知らないが、福岡七社会(注九電、西鉄、金融機関など七社で作っている親睦団体を指す)が「村上寅美後援会」(名称未確認)を作っており、資金援助など行っていると云われる(この件世間では殆ど知られていない)。「蒲島氏を知事候補としてはどうか」の打診は福岡から発せられたとも云われている。熊本で最初に動き出したのが蒲島氏の出身地を地盤としていた前県議古閑三博氏と、村上県議と云われる。選挙中、村上県議が蒲島氏にぴったりと寄り添って二人三脚の如く走り回った理由がこれでお解りと思う。勿も「裏取りが難しく、確信に近いと思われる情報筋からの話であり、断定出来るまでの自信はないとお断りしておく。

自民県連が蒲島氏を推薦とせず陰で支えたと云われる今回の知事選だが、事実は「推薦出来なかった」為と云われている。小紙1、2ヶ月号で報道した通り蒲島氏は民主よりまだ左に位置するリベラル派で、日本の政党についても二大政党の必要性を説いている。それも革新政権が望ましいという論調で、国政選挙で自民党政権を強く批判している。その蒲島氏の構想は自民、民主相乗りの選挙であったが、民主党がこれを拒否、その為自民の話に乗らざるえなかったという経緯を経ている。

選挙で自民県連は北里敏明を民主が推すのではないか、そうすれば潮谷も北里支援で動く筈と危機感を持ったが、民主が北里推薦を止めた後鎌倉推薦を表明した為、やっと安堵し、蒲島勝利を確信したと云われる。一方、当初は蒲島の有力対立候補と見られてた北里氏だが、「先に手を挙げた者は潰れる」譬え通り予想外の得票しか獲得できなかった。敗因を挙げれば限がないが、自分自身に出馬の準備が出来ていた(心構え)が、組織作りが全くの素人、周囲に相談を持ちかけるのが遅かった。人材としては現下の熊本県知事に最適と見ていたがそれ以前の問題で後れをとった。

 
蒲島支援の無所属三県議

-自民入党の餌につられたか-

前回県議選で当選した山鹿市区の早田順一、菊池郡区の吉田忠道は、選挙の時のしこりがま だ残っていて自民党に入党の意志はあっても県連が認めていなかった。大西一史は自民党を 飛び出し、幸山政史を応援、以来無所属で県政に取り組んでいる。本音は自民党への復帰だ が、前回の市長選でも幸山を推した事から自民党復帰は絶望的と見られていた。今回の知事 選で自民党の説得に応じた事から年内には復帰の可能性があるようである。早田、吉田は恭順の意を示した事から時期を見て自民党入党となるのは間違いないだろう。 早田、吉田は別として、大西が自民県連に説得されると思いも寄らなかった事である。

田舎の県では無所属では思う事の十分の一も出来ず支援者の要求に応えられなかったのも一因であろうが、初志は貫いてほしかった。不動の意志が将来の道を開くと信じている筆者には残念なことであった。 元社民党系の渡辺利男、平野みどり、鬼海洋一の三氏は、県議選で民主党の推薦を受けてい ながら、民主党県連に反旗を翻した。同系列の中央の代議士や、大学関係者の要請に応じたと云われる。民主党県連の怒りは大きかったと云われ、次回の選挙で渡辺あたりは危ないかも。思想と現実政治は別かもしれないが、この三氏が自民党の重石になるのは間違いあるま い。



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