■宇土市議会のガンと云われている古参議員三人で作る「亀の会」の一人、田中哲也市議が十二月初旬熊本県警捜査二課に逮捕された。
容疑は物品買収、事前運動による公選法違反である。同容疑者は、先に逮捕されていた有力支持者を使ったり、自身も同行して商品券を渡し投票を依頼したというもの。同氏に近い関係者は「有力支持者である某企業では、社員などが目にする場所に商品券を束にして置いていた」と云われておりかなり多量の商品券が配付された模様である。
田中逮捕で慌てているのが他の市議達で「身に覚えがある者は戦々兢々の毎日を送っている」と語られている。一説では他はK、I、H、N等の買収事実を県警は把握して
いると云われる。恐れて当然である。元々宇土市の土壌として「選挙の時、金が配られて当り前」の風潮があると云われる中、議員数減で焦った田中等が買収に走ったと見られている。
この田中については、後述する様に市議会派「亀の会」の一員であり、十月に行われた市議選直後に現議表の浜口等と"予算消化観光旅行"に出掛けている。その後の臨時議会での議長選出に当っては、旅行に同行した浜口を、いの一番に推したと
云われる。・・・・・
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市議会派「亀の会」の出鱈目振り
任期切れ直前公費で"観光旅行"
■宇土市議会の与党会派「亀の会」は、当初田中哲也、元議長。川口亀親、元議長。河野龍之祐、前議長の三人によって作られた。
その後、岩本広海、元議長。浜口多美雄議員(今期議長に就任)の五人となったが、先の市議選を前に、河野、川口は引退を表明して出馬せず、十月の選挙後は三人となっている。
この亀の会は、前途の通り、議長経験者が多いにも拘わらず、平成十四年から四年間の任期中市議会での質問はゼロである。この五人の質も決して上等とは云い難く、河野は利権漁りの口利きが多く(他議員談)川口もヤミ金の噂が絶えなかった。・・・・・
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本来の目的を逸脱か
政務調査費の遣い途
■今回の報道は、田中哲也市議逮捕後、数人の市民から当社に「他にも問題がある」との通報で取材を行った結果、各議員に交付される「政務調査費」「市議選直後の慰安?旅行」の実態が判明したのである。
熊本県に於ても過去に「使途の説明が不充分」として県議会で論議が闘わされた事がある。県議や、熊本市議に比ベると、宇土市議など地方の議員に交付される政務調査費の額は低く、住民の関心も薄い。・・・・・
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